2014年5月19日月曜日書評・レビュー評価★★★★☆

サイクロプス少女さいぷ~　寅ヤス作

サイクロプス少女さいぷ~
作者：寅ヤス
掲載：週刊ヤングジャンプ
期間：2010-2014
巻数：全４巻
評価：★★★★☆
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寅ヤス作の『サイクロプス少女さいぷ～』は週刊ヤングジャンプで連載中の兄妹物のラブコメディーで、特に長身の女子がハイライトされた４コマ漫画である。

冴えない兄・光が可愛い妹・楓香に熱く慕われるという、男共を満足させるための漫画である。楓香は可愛くて巨乳で利発で学園の人気者で、というよくあるパターン。しかし、その妹の身長がバカでかく、同タイプの漫画との差別化を図っている。

あらすじ

これといったあらすじは特に無いが、楓香の言動は「お兄ちゃんと結婚する」に始まり、「お兄ちゃんの子供を生む」となって、夜這いをかけたり唇を奪ったりと、巻が進むほどエスカレートしていく傾向にある。また楓香から光を奪い取ろうとする従妹のちびっ子中学生が現れたり、長身の女子キャラクター２人が光のことを慕うようになったりと、ハーレム的要素も加わりつつある。

感想

描写やキャラクターの言動もだんだんと卑猥さを増していて、青年誌としてのアドバンテージを存分に活かし、男の気分を上げる漫画として完成度を増している。

しかしながら、最終巻に現れるライバル的人物アポロとの楓香をめぐる綱引きがしょうもなく、おそらくこれで打ち切りになってしまったと思われる。

このような系統の作品は、しつこく甘々を続けるか、甘々からどん底に落とすなど、極端に振らすと長続きするように考えられる。