2014年5月29日木曜日書評・レビュー評価★★★★☆

+チック姉さん栗井茶作

+チック姉さん
作者：栗井茶
掲載：ヤングガンガン
期間：2009-
巻数：既刊11巻
評価：★★★★☆
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栗井茶作の『+チック姉さん』は、ヤングガンガンで不定期連載中の、とある高校の模型部部長である姉さんこと、源間色枝（げんまいろえ）を主人公とするギャグマンガである。【ウィキペディア：+チック姉さん】

模型という吸引力の低そうな題材を、愛らしい女子キャラクターで売ろうとしているように見えるが、全くそんなことはなく、模型とはほぼ無関係で内容はかなりゲスい。

唯一の関連と言えば、模型部の３人の頭部に城や戦車の模型が乗っかっていることだが、それに特に触れられることはない。

また、次々と出てくる強烈なキャラクターが、いつまでもしつこく出演し、キャラクターが飽和状態になりつつある。

あらすじ

愛らしい見た目だが底抜けに下品な部長と、色っぽいが地獄のような目つきをするオカッパ・岡本葉月、可愛いがいろいろと痛すぎるマキマキこと酒巻真希菜の３人の女子が所属する模型部の一話完結型の話で、ストーリー性は無い。

登場人物

梶原

プラモ好きな太った男子高生。２千円で姉さんのマシンになった。

国木

野球部キャプテンでマッチョな二枚目だが、ブラジャーとパンティーの着用と露出をこよなく愛する。ガチホモ。

生徒会の男子達

生徒会室で賭け麻雀ばかりしている人間のクズ。だんだん姉さんの取り巻きみたいになってきて、たまに国木にケツを狙われる。

佐々木

姉さんの昔からの知り合いで放送部員。色っぽい体をした女子だが、根暗で中二病的なサイコパス。

ウノとサノ

ポニーテールのアホな双子女子。姉さんの子分でいつも３人でわちゃわちゃしている。

多田

ニーソが大好きな野球部員。マキマキが好きらしく、サイコなラブレターを出して、ストーキングする。

石原さとみ

世界で自分が最も美しいと思っている、埴輪のようなおかめのような顔のぽっちゃり女。髪はさらさら。丈夫で腕っぷしが強く、自分を否定する発言は聞こえないため、どうすることもできない。

しょーちゃん

オカッパの弟で小学一年生。姉さんにセクハラされたショックで勃起の神様と出会う。

サッカー部の９番

屁と体臭が致死的に臭い二枚目。女だろうと匂い嗅がそうと、どこまでも追いかけてくる。

源間色枝のパパ

変質者。

真田

まともな男子。

姫川

常識的なかわいい女子。なかなかいい体をしていて、姉さんによくもまれている。

マー君

姉さんの元カレだが、なかなかいい男で金も持っている。久々に姉さんと会って突然、ボコボコにされた。

トビー

女の体のことしか考えていない留学生。神社で言うことなんでも聞くエロい女を差し出せと願って罰があたる。

ヨシ君

授業中増田先生をモデルにしたゲスいエロ漫画を書いて、そのノートも増田先生にそのまま提出してしまう。裸の増田先生が「たったの300円」というプラカードを持ってうんこ座りしている落書きは一番ひどかった。一見平凡な顔立ちながら、百戦錬磨のナンパ師。でもその誘い方はかなりゲスい。

増田先生

真面目すぎていろいろ見えてない、きれいな女の先生。クリスマスに酔っぱらって、ヨシ君にいろいろイタズラされる。

山田純一

その容姿に騙され佐々木さんに告ってしまった、ぽっちゃりした男子大学生。告白した５分後に、佐々木さんの歪んだ性質に気付いて実家に逃げる。でも結局全てを突き止められて、付き合うことになる。自分の部屋のアイドルの写真の顔を佐々木さんに黒く塗りつぶされた。佐々木さんの誕生日に悪魔みたいな目であかちゃんが欲しいと言われる。